恐怖! たぬきの怪 

2016, 08. 30 (Tue) 18:34

世間の皆様、こんにちは!
あれからどうだい! 元気かい? 蝙蝠丸もすっごく元気だょ!

などと無駄にハイテンションで始めてみました怒涛の不定期更新。
うっかりと仕事にうつつを抜かしていましたら、あっという間に一か月が経っていたではないですか。
いやはや、月日が経つのは速いものです……
朝起きたと思ったらもうお昼、一週間が経ったと思ったら10日も日にちが過ぎていて、給料日が来たとたんに月末。こんなことではうかうかしているうちに22世紀になってしまいます。
えっ?! ドラえもんに会えるだろうって?
何をおっしゃるうさぎさん。ドラえもんなんて高級なロボットにお目にかかれるほどのセレブではござません。というか、むしろ今すぐポケモンGO!のレアモンスターに会いたいものでございます……

えっ?! 更新せずにポケストップに入り浸ってた疑惑勃発?

そっ、そんなことはないですよ! 
いかに楽して強いポケモンを手に入れられるかをネット検索していただけです!

……

……


さあ、サクサク話を変えますが!

最近、職場の方々がお子さん誕生ラッシュに沸いております。
誕生時のグラム数がいくつだとか……
髪の毛がふさふさとか、いやいやウチはツルツルで顔が真っ赤だったとか……

ウフフ。
ほのぼのしてますなあ。

かくいう私も子持ちなので、懐かしい話ばかりでございます。
あれは……そう12年前になります。
3000グラムオーバーの元気な赤ちゃんを産みました。

あらまあ良かった。女の子は育てやすいって聞くわ。おとなしいから助かるわね……

そんなことを思って胸を撫で下ろしたわたくし。
その期待が裏切られるには3年かからなかったでしょうか。
壁をよじ登り、カーテンでターザンごっこをし、家じゅうの壁紙をはがして遊ぶモンスター……いえ、元気のよすぎる幼児にお育ち遊ばれました。
付いた呼び名が「サルムスメ」。
次から次へとしでかしてくれるいたずらに、声がかれるまで叱咤するわたくし。
誰だよ、女の子は大人しいとか言った奴は! 今すぐここに来て訂正なさい!とふつふつたる怒りを胸に、私は子育てに奮闘しました。

のんびりと絵本でも読んで黄金の子供時代を実りあるものにしてほしい……
そんな願いもむなしく、目を離すと裸足で家から飛び出して行ってしまう幼児を追いかける日々。
しかし、ついに反撃する時が来たのです。

保育園に入ってしばらくしたころ……おそらく5歳になろうかという時期だと思います。
ある日の夕食後、(当時の)主人が書斎にいる時に、
「ぱぱー、あそんでー」
と娘は入って行きました。
ハアやれやれ、これでしばらくは息がつけると思ったとたん……

聞こえる大絶叫!
すわ何事かと駆けつけると。

口が裂けるほどの形相で大泣きするサルムスメが!
そして、その視線の先には。

たぬきの置物があったのです。

ポップなデザインの置物ではなく、よくあるたぬきの置物……お店の前とかに置いてある、勧進帳をぶら下げたやつです。

(当時の)主人のセンスは残念なことに、勧進帳たぬきの置物を「かわいいじゃん」などと言って部屋に飾っていたのでした。
高さ20センチほどの置物……
娘がめざとく目を付け、手を伸ばした時に、
「ほら動いたぞ!」
と驚かしたところ、ビックリして大泣きとなったらしいです。

アホーな展開に呆れるわたくし。

サッサと娘を連れて階下に降り、お風呂に入って寝る準備です。
サルムスメは私のお話しする「むかしばなし」を聞きながら眠る習慣でしたが……

そこで私は閃いた。

「サルちゃん……今日は大事なお話があります」
おふとんで不思議そうに私の話を待つ娘。
私はゆっくりと、
「たぬきの話だけど」
と切り出しました。

息をのむサルちゃんに、私は
「たぬきは、悪い子を襲う生き物なんだよ……」
と話して聞かせました。
「ママそれ本当?!」
恐怖におびえるサルちゃん。
「本当です」
「どうして?! どうしてなのママ?!」
「それはね……」
私はサルちゃんにねだられて、たぬきの話を聞かせました。

「たぬきはどこのおうちにも必ず一匹はいて、その家を守る生き物なんだけど、悪い子がだいきらいなんだって」
「なんでわるい子が嫌いなの?」
「それは、悪い子は悪いおとなになるからです。たぬきはそうやってずっと家を守っているんだよ」
「わるい子はどうなるの……?」
「いうことを聞かない悪い子とか、わがままばっかりの子は、頭からガリガリと喰われるそうだよ!」

目を真ん丸に見開いて固まるサルちゃん。
「でも、あんなにちいさいのに……」
「たぬきは夜おそくに誰もいなくなると、ぐわおおおおお!って大きくなって寝ている子どものお部屋にやってくる。
たぬきのお口にはびっしりと牙が生えていて、その牙に喰いつかれたら人間の子どもなんてすぐ食べつくされちゃうよ。
なぜなら、たぬきは肉食だから!」

怖いはずなのに、毎晩たぬきの話をしろとねだるサルちゃんに、私はいろいろなバージョンを作ってお話をしました。

・夜遅くまで遊んでいる悪い子を、大きな麻袋に入れてさらってゆく「おじさんたぬき」
・池の近くで遊んでいると、池からニュッと手が出てきて池に引きずり込む「たぬカッパ」
・パパのふりをして遠くに子どもを売りに行く「パパたぬ」

……最後はちょっと私怨も入っていましたが!

テレビでニュースを見ていると、ふと
「これもたぬきの仕業か……」
と呟くなど、たぬきの極悪さをアピール。
サルちゃんは一瞬だけ動きを止めて、目を丸くしていました。

たぬきは鋭い鉤爪を持っているとか、ゴロゴロ様といつも連絡を取り合っていて悪い子の情報を共有しているなどのチープなお話を話したりしていましたが、サルちゃんの元気いっぱい家じゅうボロボロ加減が収まりません。

いつものようにお布団に入って、サルちゃんを寝かしつけながら今世紀最大の悪魔・たぬきのお話しを入していた時、
サルちゃんは、
「公園にもたぬきっているのかなあ……」
と呟きました。
私は、
「います」
と断言しました。
「いつも木の上に登って、お母さんの言うことを聞かない悪い子を見張るたぬき……
それも『みどりのたぬき!』」

サルちゃんは目をぱちくりさせ……

「ママー、それあんまり怖くない……」

エッ (; ̄Д ̄) ?

「もっと怖いお話をして!」

「ハイ……(T_T)」








それからサルちゃんは、本当にあった怖い話や、学校の怖い話にのめり込むことになります……
たぬきの呪いはまだまだ続く。。。

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