面白すぎる。 

2007, 12. 14 (Fri) 14:35

ずいぶん昔に読んだっきり忘れていたのですが、装丁が新しくなったのを見かけたので久しぶりに読んでみたら…
ああ、こんなに面白かったんだ、なんて驚きながら一気に読んでしまった。

フェッセンデンの宇宙 (全集・シリーズ奇想コレクション)フェッセンデンの宇宙 (全集・シリーズ奇想コレクション)
(2004/04/15)
エドモンド・ハミルトン

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『キャプテン・フューチャー』の作者でもあるハミルトンは、スペースオペラだけではなくホラー小説や本格SFなども書いていた。しかし『キャプテン…』や、『スーパーマン』(の原作者の一人)として活躍するうち、そういった作品群はあまり目を向けられなかったらしいです。

本書は短編9編を収録してあり、巻末の“編訳者あとがき”によると多少時代が古いこともあって科学的間違いもあるそうです(私はよくわかりませんでした)が、むしろ飄々とした別世界を作りあげているのではないでしょうか。

収録作品は、
『フェッセンデンの宇宙』
『風の子供』
『向こうはどんなところだい?』
『帰ってきた男』
『凶運の彗星』
『追放者』
『翼を持つ男』
『太陽の炎』
『夢見る者の世界』
私は特に、『翼を持つ男』が好きです。
生まれながらに翼を持ち、鳥のように大空を飛んでいた男が人間の女性に恋をする話です。
空を飛ぶことの素晴らしさとか、渡り鳥が飛んでゆくのを見て自分もいっしょに飛んでゆきたいという衝動にかられる場面とか、もう読んでいて切なくなるほどの哀愁に満ちています。
ぜひ御一読ください。

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